妊活を問わず、一緒に住み始めたり、結婚式の準備をしたりと、新しいことを2人で始めようとするときは喧嘩になりがちなのだと思います。
喧嘩の背景にはお互いの価値観の相違があったりします。
自分の考えが標準だという前提があるから、時に相手の意見を否定し、時に自分の意見を否定され、喧嘩に発展してしまうのではないでしょうか。
その他の家庭に当てはまるかは分かりませんが、夫と私が揉めがちな価値観の違いについて考えてみました。
- 「そのうち自然に授かる」と考える夫、「授からないのには原因がある」と考える私
- 「妊娠しないのは心の問題だ」と言う夫、「体の問題だ」と言う私
- 私の方が妊娠時の年齢を気にしている
- 授からず不安な気持ちは私の方が強い?
- 乗り越え方
「そのうち自然に授かる」と考える夫、「授からないのには原因がある」と考える私
そもそも夫は「妊活」という言葉が嫌いです。「妊活」と言うと分かりやすいためこのブログや友人と話す時は使っていますが、家庭では「妊活」という言葉は使いません。
子どもというのは自然に授かるものなのに、「活動する」と考えることが嫌なのだそうです。
不妊検査についても最初は「そこまで考え込まなくても、そのうち授かるよ」という姿勢でした。
一方私は、「ここまで授からないのだから、授からないのには何か原因があるに違いない」という思いが日に日に大きくなっていく日々でした。
「妊娠しないのは心の問題だ」と言う夫、「体の問題だ」と言う私
妊活の話をする時、私の夫は精神論をよく語ります。
「自分自身で授かることをイメージできていないから授からないんじゃないか。どんな病も気の持ちようだ。自分が信じれば叶う」みたいなことをよく言います。
一方私は、「今まで信じてきて授からなかったんだから、気持ちの問題じゃない。どこか体に原因があるんだ」と主張します。
両者の主張はいつも平行線です。笑
最近は、夫も不妊検査を受けてくれ、現状大きな原因は見つかっていないので、この点に関しては夫の意見の「心の問題だ」を立ててあげるようにしています。(心が全てではない、が依然として私の考えではありますが)
私の方が妊娠時の年齢を気にしている
学生の頃、男性脳と女性脳の違いについて書かれた本をよく読みました。
男性と比べ女性の方が異性の好みにうるさいのは、子作りにかかる期間が異なるからだそうです。
男性は一瞬で終わるので、相手選びのハードルが低く、比較的簡単に相手の女性のことが好きになります。一方女性は、妊娠すると約10ヵ月は自分の時間を使うことになるので、相手選びに慎重になるわけです。
相手選びだけに限らず、妊娠時の年齢を気にする心理も男性と女性で差があるように思えます。
「早く子どもがほしい」と願うのは「周りの友人より早く授かって優越感に浸りたい」という思いも少なからずあるかもしれませんが、自分の妊娠できる期間があまり長くはないことを女性は本能的に感じているからではないかな?と思ったりします。
女性と比べると男性は、子作りができる期間が長いので、「30歳までに必ずほしい」とか強く願う女性の気持ちはいまいちよく分からないところがあるんじゃないかな、と。
私の夫は子どもが早く欲しいと言ってはいますが、「30歳までに授かるために人工授精や体外受精を試す」のと「30歳を過ぎてもいいから、自然妊娠するまでもう少し頑張ってみる」の2択を迫られたら、おそらく後者を選ぶでしょう。
授からず不安な気持ちは私の方が強い?
授からなくて残念な気持ちは夫も私も同じですが、不安に思う気持ちは夫はあまり理解できていないと思います。
私はリセットすると「この先もずっと、授かることはないのではないか」とすごく不安になります。
しかし夫は、残念だとショックを受けつつも「まだ次がある。くよくよしていても、何も変わらない」と不安ではなさそうです。1つ目にも書いたように、夫の考えの根本は「心配しなくてもいつか自然に授かる」だからなのでしょうね。
乗り越え方
自分の価値観を主にしているから、揉めてしまうのだと思います。
相手は違う考えを持っていることを認めたうえで、
- 自分の考えを理解してもらう(ただし、押し付けない)
- 相手の考えを否定せず、理解しようとする
姿が大事なのだと思います。
自分の意見を通したい場合であっても、相手の気持ちに理解を示しているかどうかで相手へ与える印象は変わってくるものです。
言葉で書くのは簡単ですが、私自身は全く実践できていません。笑
2018.7.9
結衣子