「子どもが欲しい」という気持ちで頭がいっぱいだと、自分とは反対の意見はなかなか頭に入ってこないものです。
最近、偶然にも「子どもはいらない」という意見をお二人の方から伺いました。
反対意見を聞いてもそれでも私は欲しいと思いますが、こういう意見もあるのだなぁと少しだけ自分の世界が広まったような気がしました。
子どもを3人育てあげた70代女性のお話
この方は70代で、既に3人のお子さんを育てあげ、お子さん達はどの方も自立していらっしゃいます。
その女性は「次の人生を選べるのなら、次は子どもはいらない」と言われていました。
「一度子育ての経験があるからそう言えるんだよ」と皮肉を言うこともできますが、その女性が「子どもはいらない」と考える理由は以下の通りでした。
- 自分の人生のほとんどを子育てに費やしてきた。50歳を過ぎてからは少しずつ自分の時間を持てるようになったが、子どもがいなかったら、もっと自分の人生を楽しむ時間を多く持つことができた。
- 自分が望むように子どもが育つとは限らない。多くの時間をつかっても、自分のイメージと異なることもある。
1.自分の時間を多く持てる
1つ目の理由に対しては、「子育てを通してしか得られない楽しみもあるのではないか」と否定することもできますが、子育て経験のない私からしたら、ただのイメージでしかありません。
もちろん、「子育てがあったから人生楽しめた。次ももちろん子どもがほしい」という方はたくさんいらっしゃるでしょう。
ただ、そういう方が多くいるからと言って、自分もそのように感じるとは言い切れません。価値観は人それぞれですからね。
2.子どもは自分の望むように育つとは限らない
2つ目の理由については「子どもを自分の型にはめようと思うな」という、人生の先輩からの助言として私の心に響きました。
子育てすることで見返りを期待するな、という助言ともとれます。
子どものいない50代男性のお話
この方は「子どもがいたら...と思うこともあったけど、今はいなくて良かったと思う」と言われていました。
理由は上の女性の意見と同じです。
時間を自分の好きなように使ってくることができたし、今の状態でバカ息子がいたら気がかりでならなかったと。
この方は学歴も収入もある方ですが、周りの子どもがいる友人を見ると、親よりも優秀な子のいる家庭はいないと言われていました。
50歳を超え、自分の子どもについて悩んでる友人は多いとか...。
いい年になっても自立しそうにない子どもは困りますが、体も心もしなやかに育ってくれれば最悪バカな子でもよいと考えている私。(実際に子どもが生まれたら変わるのでしょうか...)
妊活の記録は子育てに悩んだ時に読み返したい記録
「子どもはいらない」という意見を聞いても、それでも子どもがほしいと願います。
夫と2人でも十分楽しいけど、家族が多いともっと楽しいと思うんです。
きっと子育てを実際にすると楽しみより辛さが上回る時もあるのでしょうが、子どもを授かるのをウキウキと思う気持ちは、ずっと忘れずにいたいものです。
子育てに悩んだ時、妊活の記録を読み返せたらいいな、と考えています。
結衣子